夢とは

ふと𝕏(旧Twitter)のメッセージを見返していて、ある都響定期会員のお方のメッセージが気になってやり取りを見返してみた。

都響を退団して大学に赴任した直後のメッセージのやり取りだったが、都響の中での私の立ち位置や仕事を、本当に的確に見てくださっていたのだなと言う、身に余るお言葉。そして退団して大学に行くことを応援してくださった内容。すごい慧眼だなと思った。

最後は「首席になれる人材を育ててください」との有り難い言葉で締めくくられていた。当時このメッセージに、大変勇気をいただき、新しい業務や職場に不安ななか、そう言う夢を持って頑張らねばと思った。

そして、今ふと気がつけばすでにそれは実現していたのではないか?夢だったはずなのに気が付かなかった。日々忙しくて振り返る隙間がなかったとも言えるけど、一番は、自分が育てたと言う感覚が無いからではないか。

今の仕事は、とても責任が重い役目だが、優秀な学生達は、先生がどうであれ、自ら学び育っていく。自分には、学生達の傍に立っていた感覚はあるけれど、何かをやらせて引っ張り上げたような感覚はない。共に学ぶような感覚かもしれない。

いただいたお言葉に、本当に感謝しかない。