Percy Faith ②

「THE GREAT CONCERT / PERCY FAITH AND HIS ORCHESTRA」CBS/Sony 40AP 308~9

このアルバムのYouTubeへのリンクを集めて埋め込みました。現在のところ全曲を見つけることはできませんでしたが、概要はわかると思います。

Disc 1

Disc 2

1974年5月19日新宿厚生年金ホールにてライブ収録

以下続く

Percy Faith ①

Easy Listening / Mood Musicカテゴリの1本目はパーシー・フェイス。まずご存知ない方はwikiの紹介文を引用。

パーシー・フェイスPercy Faith, 1908年4月7日  1976年2月9日)はカナダトロント生まれでアメリカ合衆国出身の作曲家編曲家指揮者音楽プロデューサーで、イージーリスニングムード音楽分野において著名な人物である。

なぜパーシー・フェイスにこんなに魅了されて来たのかというと、1974年のPercy Faith and His Orchestra来日公演のライブ盤が、NHK-FMの「サウンド・オブ・ポップス」で放送されて、それをエアチェック※して聴いてすごく気に入ってしまいハマってしまったということ。私の生涯で一番大切で最も聴き込んだアルバムなのだ。

※エアチェックとは主にFMラジオの音楽番組を録音すること。今は死語の世界(笑)

ハマったライブ盤は、どんな権利関係の問題があるのかわからないけど、日本のみの発売で、この記事執筆時点までCD化はされていない。 (こちらで特典CDとして発売されていました。単独での発売は無いようです。値段が、、、泣)

フェイスのどこに惹かれたのかというと初めて聴いたのがおそらく1975年ごろ、ライブ盤が発売されてすぐの頃、中学生の私は吹奏楽部でトロンボーンを始めたばかりの頃。ポピュラーのオーケストラの豪華なサウンドも良かったが、トランペット、トロンボーンセクションのアンサンブルに耳が釘付けになった。

クラシックのオーケストラや吹奏楽ももちろん好きではあったけど、やはり、ホーンセクションが活躍するビッグバンドの要素もあり、ストリングスの要素もあり、またサックスセクション4人の見事な持ち替えに耳が釘付けになった。

ムード音楽/イージーリスニングというジャンルの音楽は、今ではほとんど新しいリリースが無いけど、1960年〜1980年代あたりまでは、本当に多くのアーチストが百花繚乱という感じで、同じ曲を違ったアレンジで楽しめたものだ。今では曲をカヴァーすると言う言い方をするが、基本的に歌詞の無いインストゥルメンタルなので、オーケストラの編成や各リーダーの個性や編曲の妙が際立っていて楽しかった。

その中でのフェイスのアレンジは、シンプルかつ王道とも言えるもの。弦楽器をのびのびと歌わせる感じと、ブラスセクションも、ビッグバンドほど吹きっぱなしと言うこともなく、ここぞというときに効果的に使われていて、各プレーヤーの力量や個性を存分に引き出した感じのところが好きである。

特にラテンアメリカ音楽の演奏は、今や現代のアレンジャーは、ほとんどみんなフェイスのアレンジをベースに書いているのではないかと思えるほど。ブラジル、ティコティコと言った有名曲に名演がある。

この項の続きはたくさん書けそうなので、今回はこの辺で。(2021.4.29一部修正しました。)

悠々磊々(ゆうゆうらいらい)について

「磊」という漢字は、最近気になっている漢字です。よくお世話になっている仙台秋保温泉の緑水亭と言うホテル近くの名取川に「磊々峡」と言う素晴らしい景観の渓谷があります。また、長野県の佐久市にある大好きな蕎麦店が「磊庵はぎわら」さんだったりと、勝手に縁がある漢字と思ってました。

「悠々磊々」と言うブログタイトルは、気になる漢字の「磊」というものを使って何かタイトルに出来ないかと私が考えたものです。辞書を引いても載っていません。

「磊」(らい)とは、見た通り石が積み重なったことを表す漢字で、「磊々落々」とか「豪放磊落」のように使われます。小さなことを気にしない大らかなことと言う意味があるようです。それに加えて「悠々閑々」(ゆっくりとしたさま)と「磊々落々」(心が広く細かいことに拘らない)を掛け合わせたイメージで、のんびりやっていければと思います。

以前のブログから使っていた佐賀弁を模した造語のnombirato(のんびらーと、のんびりとの意)と合わせて、悠々磊々と言うタイトルに落ち着きました。最初に謎解きをしてしまうと楽しみがなくなってしまいますかね。