B-dur、Poco Allegro、八分音符でのスケール課題。3番になってちょっとだけテンポアップ(笑)。
しかし高校1年生の自分は、冒頭のsempre staccatoをも無視して、ゆっくり、大きく、一音一音大切に鳴らす日々。もちろん今は楽譜の指示通りに吹くこともできるけど、いわゆる、当時の下積み的な練習が、現在の私の演奏や考え方の基礎を成していると言える。今はもちろんフレージングや音楽の流れ、調性感と音色など、色んなことを考えるけど、駆け出しの頃は、同時にたくさんのことは考えられなかった。
音楽そのものの勉強と、こう言った楽器を鳴らして、より良い音になり、技術的なことを向上していくことは、実は一体のようでそうでもないと言う厄介さを、指導者として感じているところ。